2022/11/29 10:48

職人OKAのつぶやき

栗の木の家具ってあまり見かけない???

国内産の栗の木は限りがあり、大手メーカーが国産の栗の木で作るには立木が少ないからかな。。
つまり、遊木舎の使う量は国内産の栗の木とのバランスが良いということ。

 栗をイメージすると・・・秋になると美味しい、モンブランやマロングラッセで食べる栗??
 
 ・・・実はちょっと違うのです。
 モンブランやマロングラッセによく使われる「和栗」は、『芝栗』を品種改良したもので、果実が大きく風味をよくしたもの。
 
 一方『芝栗』は野生のもので、木は高くまで成長するため長尺の材が取れます。
 耐水性・耐久性に優れ、腐食しにくい為、家の土台の高級材として使われてきました。
 ナラ・ブナに比べると素材にねばりがなく、細く繊細な家具を作るには向かないなど、どんな木でも良い所と悪い所がありますが、
 木のもつ個性に合わせてデザインを考えています。

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木の魅力って・・・  

立木→緑・新緑の香り・手触り・におい・つや・木目・木陰・・・
             酸素を作る・雨風から守ってくれる

        木は、人間よりもずっとずっと長く生きる。(千年杉なども、)
        それを、たかが数十年生きた人間が、切ってしまう。
        丁寧に扱い、できるだけ無駄なく、木そのものを生かし、呼吸を妨げることなく、
        大切な1点に仕上げる。そして長く長く使っていただく。
        そんな風に家具を作っていたい。。な。